スモールオペアで勝つ2つの方法

ローポケとは22~66までの ポケット のことを指します。

この記事ではローポケのメリットやデメリット・上手な使い方について解説します。

ローポケのメリット

ローポケのメリットは既にワンペアが出来ていることです。

ポケット以外のハンドで ヒット する確率
  • フロップで ヒット する確率:32%
  • フロップのカードがばらばらの時に ヒット する確率:35%
  • リバーまでに ヒット する確率49%

2回に1回はリバーまでいってもヒットしないことを考えるとローポケでも十分強いですね。

 

ローポケのデメリット

ローポケのデメリットは持っているカード自体は弱い2枚のなので、フラッシュやストレートなどが出来やすいボードでは弱いことです。

フラッシュが完成しても弱い例
ハンドトランプでスペードの2トランプでハートの2
共通カードトランプでスペードのキングトランプでスペードの10トランプでスペードの7トランプでスペードの3

スペードを1枚でも持っていればフラッシュの完成ですが、あなたが持っているフラッシュは最弱のフラッシュです。他の誰かがスペードを持っていたら、ショーダウンで負けます。

 

ローポケの上手な使い方

ローポケには2つの使い方があります。

ローポケの使い方
  • フロップでセット以上が出来ることを期待
  • ワンペアの強みを生かして積極的にベット

フロップでセット以上を期待してコール

ポケットの強さが発揮されるのは フロップ でセットが出来た時です。セットとは手札で ペア が出来ている状況でコミュニティカードに ヒット して スリーカード が出来ることです。手札の1枚がコミュニティカードでペアになったカードと一致した場合は トリップス と呼ばれます。

セットは強いスリーカード(手札がポケットで ボード に ヒット )
ハンドトランプでスペードの5トランプでダイアの5
コミュニティカードトランプでハートのエーストランプでダイアの9トランプでクラブの5
ボードの最も弱いカードにヒットした ボトムセット の場合、負けているハンドは2種類6通りしかありません。この例ではAAか99です。また フロップで トップペアトップキッカー 、 ツーペア などで攻めてくる相手に対してかなり強く、 リバー までに逆転される可能性は低いです。

フロップでセットが出来る確率

フロップ でセットが出来る可能性は約12%で約8.5回に1回です。セットは非常に強いので、 大きな ポット で戦うには十分な ハンド です。さらに リバー までには約45%の確率で フルハウス になるので、 ストレート や フラッシュ が完成されていたとしても逆転できる可能性も十分あります。

 

セット目的で気を付けること

セット目的でプレイする上で、気を付けることは2つあります。

相手か自分のいずれか小さいスタック

相手か自分のいずれか小さいスタックが、そのゲームで動くチップの最大額です。そのため自分のチップが1,000ドル、相手のチップが100ドルである場合、最大でも100ドルしかそのゲームでは動かないことになります。

フロップを見るために払うコスト

フロップでセットが出来るかどうかを知るために、プリフロップで多くのチップを賭けてしまうと効率が悪いです。なぜなら8.5回に1回しかセットが完成しないからです。プリフロップの段階ではできる限り安く済ませられるようにしましょう。

何度もコストを払って、ようやく出来たセットでも相手もしくは自分のチップ量が少なければ、コストを回収できません。そのためには フロップ を見るためのコストを抑えることと、相手か自分が小さい スタック の時にはセット目的のプレイをしないことが大事です

 

セットの期待値を計算

8.5回に1回セットが完成する。フロップを見るためのコストを3 BB とすると、7.5回は3 BB 払い続けて22.5BB失うことになります。次に残りの1回セットが完成した時にいくら入るかを計算します。計算するために、仮説を立てる必要があります。

※これは仮説であり、実際のプレイがこの通り進むわけではありません。実践の場では、相手のプレイを見ながら仮説を修正し続ける必要があります。

仮説を立てて計算する
  • 10回に2回 ベット に誰も コール してくれない
  • 10回に2回 ポットベット に1回だけ コール されて勝つ
  • 10回に2回 ポットベット に2回だけ コール されて勝つ
  • 10回に2回 ポットベット に3回だけ コール されて勝つ
  • 10回に1回 ポットベット に3回 コール されて負ける
  • 10回に1回 ポットベット に4回 コール されて勝つ(相手からの リレイズ が必要)

この仮説だとセットが出来れば32.1 BB が平均で獲得できます。32.1 BB -22.5 BB でおよそ10 BB ほどプラスになります。つまり、この仮説が本当に正しければ、10,000回繰り返すことで、100,000 BB のチップを稼ぐことが出来るのです。

ただし、これは10回に1回 オールイン で勝つことが大前提です。これが無ければ22.5 BB のコストは回収できません。そのためには360 BB が必要です。実際は360 BB 以上持っているプレイヤー同士で戦うことはほとんどありません。

詳細な計算は中級者向けの記事で、改めて解説させて頂きます。一旦は以下の内容を覚えておきましょう。

実践に向けて覚えておくべきこと
  • ローポケをセット目的だけでプレイするのであれば、双方のプレイヤーが200 BB 以上持っていることが必要
  • もし フロップ 以降のプレイが ルーズ なテーブルであれば、100~150 BB 以上でも良い
  • 100 BB 以下であれば、セット目的でプレイするのは非効率的。ただし他の目的も同時に含まれていれば非効率とは限らない

今回は問題の単純化のために、以下の前提条件のもとに計算しています。前提条件が変わると、数字が多少変わります。

前提条件
  • 参加プレイヤーは2人
  • SBBB 同士の対決
  • ベット額はポットに対して100%

 

ワンペアの強みを生かしてプリフロップから積極的にベット

すでにワンペアが出来ているのでポケット以外の多くのハンドに対して50%近い勝率があります。プリフロップで強くベットすることで、自分が強いことを主張し、 フォールド してもらいやすい状況を作りましょう。もしコールされてもフロップでは1/3しかヒットしません。 コンテニュエーションベット をすれば相手はフォールドしやすいです。

積極的なベットで気を付けること

積極的なベットで気を付けることは2つあります。

たかだワンペア

あなたが持っているのは、あくまでもワンペアです。相手が強さを主張してベットした場合、あなたにはそれを返すだけのハンドを持っていません。勝ってるかどうか分からない中途半端なハンドで大きなポットをプレイしないように気を付けましょう。相手が降りやすい状況に限定した方が無難です。

ペアボードだと強いが、ボードでツーペアになると弱い

フロップ で ペアボード になると相手がポケット以外の手でヒットする確率は約20%です。ペアボードは ポケット の強さを主張しやすいですが、 ターン か リバー で ボードが ツーペア が出来ると、ショーダウンであなたの負けは確定します。優位な状況も非常に脆いですし、相手に トリップス が出来ている可能性もあるので、大きなポットを プレイ するには向いていません。

ポジションがあれば、 フロップ でコンテニュエーションベット することで リバー までカードを見られる可能性が高まります。フロップでセットが出来なくても8.5%の確率で リバー までにセットが出来ます。

もし相手からベットがあれば素直に降りた方が良いでしょう。

 

ローポケが力を発揮する時

フラッシュ や ストレート が完成している時に、 フルハウス が完成していると相手のチップを全て奪える可能性があります。

ローポケが力を発揮するボード
ハンドトランプでスペードの2トランプでハートの2
ボードトランプでクラブのキングトランプでクラブの5トランプでクラブの2トランプでハートの5

このボードは相手にトランプでクラブのエースがありつつ、さらに強い役が既に出来ていればポットが大きくなる可能性があります。しかし、どれも既に フルハウス を完成しているあなたが圧倒的に有利です。

相手が強気に出る可能性のあるハンド
トランプでクラブのエーストランプでダイアのキング ツーペア & フラッシュドロー あなたの勝率91%
トランプでクラブのエーストランプでダイアの5 トリップス & フラッシュドロー あなたの勝率84%
トランプでクラブのエーストランプでクラブの8 フラッシュ あなたの勝率100%

負ける可能性は相手が上位の フルハウス を完成させたときだけです。もちろん ナッツ ではないので既に負けている可能性も0ではありませんが、それ以上に フラッシュ 絡みで積極的にベットされるケースが遥かに多いです。相手が オールイン するなら迷わず コール しましょう。

 

ローポケのまとめ

実践に向けて最後に復習
  • ローポケは手札で既にワンペアが完成しているので、ポケット以外のハンドに対して勝率50%前後を持っている
  • セットが出来ない限り、ポットをむやみに大きくするのは危険
  • セット目的なら相手のスタックやフロップを見るためのコストに意識する
  • フラッシュやストレートが完成している可能性のあるボードで、フルハウスが出来ていればオールインになる可能性がある

ローポケを上手く使えば相手から多くのチップを引き出すことが出来ます。ぜひ上手くプレイできるようになりましょう。

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